おはようございます。
腸内細菌
母体にいる時の赤ちゃんは無菌状態の中で育ちますが、お母さんの腸に棲んでいる腸内細菌が作る物質が、血液を通して赤ちゃんに運ばれているようです。そして、産道を通る時には膣内のお母さんの菌をもらって出てくるのです。親から子に引き継がれるのは、遺伝子だけでなく腸内細菌も引き継がれているのです。
ところが、帝王切開で生まれた赤ちゃんは、お母さんから引き継がれる腸内細菌が減り、病院内にいる腸内細菌を取り込むようです。海外では、帝王切開が分かった時点でお母さんの腸内細菌を取り込ませる為に、お母さんの便をミルクに混ぜたりするそうです。
このように、親や家族との濃厚接触や環境から腸内細菌を取り込んでいきますが、その期間は3年くらいが勝負と言われていて、ひょっとすると1年くらいかも知れないと言われています。この腸内細菌の取り込みを後から取り戻す事は不可能に近いそうです。
だから、生まれてからの3年はとても重要な時期なのです。清潔過ぎる環境は赤ちゃんにとって決して良い環境とは言えないわけです。
今日を素敵な一日にして下さい。
代表取締役 大竹野有一